ゲーム大好き夫婦によるゲーム紹介サイト「ふたりゲーム」。古いものから新しいものまでプレイしてみて本当に楽しかったふたりで遊べるゲームをご紹介していきます。

【ネタバレ注意】Detroitのカーラ編について語る

ずんだが愛してやまない作品「デトロイト ビカム ヒューマン(Detroit: Become Human)」についてとにかく語りたい記事、第一弾。
※本記事はネタバレしかない記事です。既にプレイ済の方向けに書いた記事となりますので、未プレイの方の閲覧はオススメできません。というかお願いだから読まないでください。1周目はお願いですからご自分の手でプレイしてください。

未プレイの方向けの記事はコチラ↓

主人公3人について、それぞれ別の記事に分けて語っていこうと思っておりますが、まずはカーラから。

なぜカーラからなのか。
それにもちゃんと理由があります。

動画カーラ

ボーナス映像のトップとなる動画。また、次のアナウンストレーラーもカーラ視点となっている。

Detroitが生み出されたのはこの動画が作成されたから。
つまりDetroitを語るにはカーラを語らなければ始まらないのです。

しかもこの動画を見ると、どうやらこのカーラは「変異したまま出荷された」ようです。

これはこの動画で完結しているのか、Detroit本編に関係ある話なのかを考えましたが、ちゃんと答えは書いてありました。

こちらもボーナスのキャラクター説明。
組み立てラインで技術的問題が発生したため解体される予定だったが、カーラはなぜかそのまま店に出荷され、サイバーライフ店舗ですぐに購入されている。

最初に変異したのはカーラだったんです。

ボーナス映像のメイキングを見た方は既にご存知かと思いますが、カーラとデトロイトという街から構想されたのがこのDetroit。

つまりカーラなくして他の魅力的なキャラクターやストーリーは作られなかった。

そう考えるとカーラ様様なのです。

基本的に辛く悲しい


カーラはとても好きなキャラクターなのですが、ゲームで交代で主人公が入れ替わっていくと、カーラ編は「逃げる」「隠れる」が基本となるのでプレイするのが辛いと感じました。

辛いけれど、アリスと一緒に幸せになって欲しい
その想いのために手汗をかきながらコントローラを握る。

これは考えようによっては苦行であり「面白くない」と感じてしまうユーザーも少なくないと思います。

だって、頑張って逃げたと思ったらまた変なオッサンに酷い目に遭うんですよ。

ひどいよ…みんな、どうしてアンドロイドにそんな酷いことをするの?

これこそがカーラ編で制作側がユーザーに体験させたかったことなんじゃないかなぁなどと思ったりするのです。

印象的だったシーンを挙げていく

ゴミ屋敷の掃除

ゴミくらい自分で捨ててくれオッサンんんn

カーラの持ち主のトッドの家は散らかっていて、それを片付けるのが最初にカーラがやること。
家事用アンドロイドとして当然のことです。

でも、私はとても不快でした。
偉そうで怪しげなクスリに頼り、娘を虐待するクソオヤジの世話をなぜしなければならないのか。

主婦である私は愛する家族のために家事を頑張ることにやりがいが見いだせる。

でも、なぜこのクソオヤジのために…?

それはもちろん、操作する自分が人間だからなのだけど。
無感情に家事をスっと片付けるカーラに「もっと怒れよぉ!」ってなんか思ってましたね。

カーラの変異

「よくやったカーラ!」

って心から思いましたね。

ストーリーとして、3人の中で初めに変異するのがカーラ。

しかも、アリスの絵を見るとわかるのですが、カーラはおそらく以前にも変異していますね…?

つまり、ユーザーである私が感じていた「アリスを守りたい」という気持ちをカーラもトッドの言いつけを守りながらも感じていたのかな、なんて思ったり。

雨の街で寝床を探す


このチャートで、私はメタクソに失敗してアリスに嫌われました。
(意図せずアリスに万引きさせようとしたり、人のお金を盗もうとしたり…)

捨てられた車を発見したものの、私はアリスをモーテルのベッドに寝かせてあげたかった。

そのために悪いことをしようとして失敗して、アリスに嫌われて。

そして結局は廃車の中で眠るのでした。

何が正しいのか、わからなくなりますね。

初期化されてしまったカーラ

この時点で怪しさMAXなズラトコさん家

ズラトコの家で、どんくさい私はまんまと初期化されてしまいました。

でも、その後で少しづつ記憶を取り戻していく演出はアンドロイド独特であり人間のようでもあり、とてもとても印象深いものでした。

誰も信用できないという悲しさ

ズラトコの家から付いてきてくれたルーサーも、その後で出会う人間たちも、もう誰も信用できない。
アリスを守れるのは私だけ。

そんな気持ちになっていました。

そこで出会ったローズ。

もちろん信用なんてできませんでした。
アリスに出されたスパゲッティに毒でも盛られてるんじゃないかくらいに思っていたので食べなくて「ナイスだアリス!」ってなっていました。

ローズさん、いい人すぎる…

その後で「ローズさん本当ごめん」ってなったと同時に、あれだけの目にあったら仕方ないよなぁと。

アリスの真実

アリスもアンドロイドだった。

この真実には驚きはしたものの、どちらかと言えばストンと腑に落ちるような感覚がありました。

勘のいい人は1週目のこのシーンで気付くんでしょうか?(わたしは2週目で「あぁ…」となりました)

身体が冷えきっていても大丈夫だったのも、何も口にしないのも、だからだったのかと。

だから私は何の躊躇もなく抱きしめました。

大事なのは人間なのかアンドロイドなのかではない。
「一緒に生きていこう」と共にもがいてきたという事実だと。

トッドの生き方の哀しさ

カーラ編を進めていくと気付く、トッドという人物の歪んだ人生。

彼はアンドロイドを憎しみながら、アンドロイドに娘の代わりをさせ、アンドロイドに身の回りの世話をしてもらう生活をしていたのだ。

それは、どんなに哀しいことだっただろうか。

誰よりも人間になりたかったのは

廃棄場に連行されたカーラとアリス。
肌のコーティングを解除するように命令され、カーラはそれに従います。

この時のアリスが本当に切ないのです。

「いやだ、やめてカーラ…」

このシーンで私は改めて気付きました。

アリスは人間の女の子になるためにずっと一生懸命だったのだと。

エンディングについて

カーラ編には苦戦した方がほとんどだと思います。
私もそうです。

「私の」エンディング

ジェリコで逃げそびれて廃棄場送りとなり、到達割合0%のエンディングに辿りついた私。

その結末とは…

「リコールセンターでアリスとルーサーだけが生き残る」

というもの…!

警備員に撃たれて負傷していたためカーラ死亡!!!
どんくさい私らしいエンディングと言えるでしょう…。

きっとベストエンディングと思われるもの

その後、3人でカナダに渡るエンディングを目指しました。

そのエンディングを目指しながら思ったのは「初見でノーヒントでこれに辿り着ける人は1パーセントもいないだろう」ということです。

つまりはほぼ不可能な奇跡。

しかも、途中で善良な市民を騙さなくてはならないんです。

おくるみの赤ちゃんを抱えた家族うぅぅ

そこまでしなければ、国境を超えて自由になることができない。

それが作品のテーマであろう「差別」の惨さの表れであると同時に、「これがベストエンディング」と私が心から思えないのはやはり誰かの不幸の上に成り立った幸福だからなのだと思います。

1点の曇りもないハッピーエンドが用意されていないことに初めはモヤッとしたりもしましたが、「これがベストエンドですよ!」という確固たるものを用意しないのがこのゲームのいいところなんじゃないかと思ったりもします。

とはいえ、「カナダへようこそ」には感動しましたね。
人間だって皆が皆、アンドロイドを拒絶している訳ではないんだと。

個人的に一番好きなエンディング

個人的な意見としては、3人が廃棄場からボロボロの姿で脱出するエンディングが好きです。

ヘマをしなければ私が到達していたはずのエンディングでもあります。

このルートにおいても「他人の犠牲」という意味では、他のアンドロイドを囮として犠牲にしています。

ただ、彼らはみなカーラと道中で知り合い「アリスのために」と言って力を貸そうとしてくれるんですね。

RPGで仲間が「先に行けっ…!」みたいな感じで犠牲になっていく展開が好きな私としては、アンドロイド達がアリスという「希望」のために抵抗する様は素直にカッコイイと思いました。

3人はゴミ置き場で「着の身着のまま」よりひどい何も着ていない状態でボロボロです。

皮膚の機能も停止した機械の姿。

けれど、その姿は家族そのものにしか見えないから不思議です。

その後どんな人生が待っていようとも、家族が寄り添って生存を喜ぶ瞬間を本当に美しいと感じました。

このエンディングも好き

これはブログを書くためのスクショ集めをしている際にトチッて到達したエンディングなのですが、想像以上に感動してしまった展開です。

リコールセンターでモタモタしていたら自分たちが廃棄される番になってしまい、「終わったな…」と思った瞬間、「革命」を成功させたマーカス達の力により廃棄が止まったのです。

他のリコールセンターにいたアンドロイド達と共にマーカスの演説を聞くカーラ達。

これはマーカスが「平和」を選んだ場合には到達しないので3人すべてを俯瞰すると考えるところはありますが、廃棄されると確信しても母親としてアリスを気遣うカーラの姿と、救われたと知った時の嬉しそうなアリスの姿がとても印象的でした。

カーラ編に思うこと


全編を通していくとカーラは油断するとすぐに死んでしまうし、何かを変える力は持っていないという「無力さ」を思い知ります。

ただ、主人公の他の2人って特別すぎるんですよね。

カーラはデトロイトで起こっていくことを感じながらもがく等身大の存在に私には映りました。

制作サイドを追っていくと、きっとカーラにもっと色んなことをやらせたかったのではないか…?という風に思ったり。

カーラだけではできない役目を果たすためにコナーとマーカスが生み出された結果、カーラは「巻き込まれていく」ような立場に見えます。

けれど、確かに彼女は自分の力で「アリスを守る」という意思を貫いていく。

その「意思」の部分では3人の主人公の中でもっともブレない強い人だと思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です