ゲーム大好き夫婦によるゲーム紹介サイト「ふたりゲーム」。古いものから新しいものまでプレイしてみて本当に楽しかったふたりで遊べるゲームをご紹介していきます。

【Detroit: Become Human】夫婦の感想がカオスだったので対談してみた

ずんだが色々な意味で感動したゲーム「デトロイト」。夫婦で話をしたら色々とカオスだったのでなんとか読める形にまとめました。

世間の評価もバツグンに高いゲーム、「Detroit: Become Human」。
私ずんだと夫のフィルはこの作品の制作会社であるQuantic Dreamのファンです。

しかし、実際にプレイしたのは発売1年以上も後となりました。

とはいえ、本当にプレイして良かったと心から思いますし、夫婦で感想を言い合っているとふたりで感じていることがまったく違うことがわかってきました。

そこで、未プレイの方の楽しみを奪わない程度の内容に触れながらお互いの感想を対談形式で紹介していきたいと思います。

※ネタバレには配慮していますが、公式HPとWikipediaの概要部分に関しての記載があります。ゲーマーとして「初見の楽しみを奪いたくない」「もっと多くの方に触れて欲しい」という想いのもと記事を制作しておりますが、「前情報を遮断したい」とお考えの方は本記事を読まないことを推奨いたします。

入手から夫婦でどうプレイするかを決めるまで

ずんだ
この作品に関しては「いつか絶対にやらなくては」という想いが強かったんだよね。ただ、「どう楽しむのか」という課題に答えが出なくて手が出せないでいた。だからフィルが私にソフトを買ってくれた時はすごく嬉しかったなぁ

フィル
セールで安かったからね

ずんだ
そんな理由かーい!

フィル
まぁ基本的にずんだがやりたがっているゲームはやらせてあげたいしね

ずんだ
アリ…ガト(照)

ずんだ
じゃあさ、まさか自分が初見プレイを観察される側になるとは思ってなかったよね?

フィル
そうだねぇ。ずんだがプレイしているのを横でチラチラ見る程度になると思ってたかな

ずんだ
ふふふ…。楽しませてもらったよ、すごくね

説明しよう!
この「Detroit: Become Human」は無数の選択肢と分岐があり、まったく同じ分岐と終着点には辿りつかないであろうゲームなのだ!

それを知っていたずんだは葛藤していた。
なぜなら、この作品は素晴らしいものであろうという予感がすでにあったから。
どのゲームに対しても基本的には同じ姿勢だが、この作品は特に大事にプレイしたかったのだ。

そこで、ずんだはこう決めた。

(1) ずんだがフィルのいない間にプレイ
(2) フィルのプレイをネタバレなしで見守る
(3) 夫婦でベストエンド的なものを目指す

そして、この作戦は手前味噌ながら素晴らしかったと我ながら思っている。

ずんだ
このプレイスタイル自体はどうだった?

フィル
俺自身は普通に初見プレイしているのとそう変わらなかったかな。ちょっと横がうるさかったけど

ずんだ
バカな!ネタバレしないように必死だったのに!!

フィル
ずっと喋ってたよ

ずんだ
…スミマセンデシタ

フィル
それも含め、楽しかったけどね

ずんだ
やったぜ

フィル
立ち直るの早いな

ずんだ
ふははははは!

主人公達をどんなスタンスで操作していたか

まずはWikipediaさんに大まかなストーリーを説明していただだきましょう(他力本願)。

西暦2038年のアメリカ・デトロイト。AI技術とロボット工学の発達により、人間そっくりのアンドロイドが製造されるようになり、人間は過酷な労働から解放されようとしていた。それにより人類は更なる経済発展を手に入れる一方で失業率が増大。貧富の格差が拡大していった。アンドロイドによって職を奪われた人々は反アンドロイド感情を持つようになり、排斥運動にまで発展していった。

2038年8月、家庭用アンドロイドが所有者を殺害し、所有者の娘を人質に立てこもる事件が発生した。そのアンドロイドはまるで意思や感情を持つようで「変異体 (Deviant)」と名付けられた。以後、変異体はその1体にとどまらず、増え続けていった。「変異体」には、与えられた仕事を放棄し逃亡したり、中には人類からの解放を叫び「革命」を起こそうとする者もいた。アンドロイドは単なる「便利な機械」なのか?それとも、生きているのか?人類は、新たな課題に直面する。Wikipedia

ずんだ
主人公3人達は、どんなスタンスで操作してたの?

フィル
うーん、どうだろう。あまり考えずにはやっていたけど、「与えられた任務をいかにしてこなすか」っていう視点かなぁ

ずんだ
めっちゃアンドロイド!

フィル
え、だって主人公アンドロイドでしょ?

ずんだ
た、確かに…。うーん…でも、私は「自分はアンドロイド」と思いながらは操作していなかったかな。あくまで人間の自分としてプレイしていたと思う

フィル
ゲームへの取り組み方として、そもそも「感情移入」ってあまりしないかも?そのキャラクターとしての「最善」を尽くしたいという想いでプレイしている気がする

ずんだ
なるほど。じゃあデトロイトのUIはけっこう入り込みやすかったかもね。

スキャン能力を使うとこんな感じで「やるべきこと」が表示される

フィル
うん、そうだねぇ。「次に何をすればいいのか」がハッキリと示されるし、調べられるポイントもアンドロイドならではの能力でスキャンできるしね

ずんだ
そのへん凄くうまくできていたよね。アンドロイドらしさの演出と操作のわかりやすさを兼ねてる

フィル
世界観も近未来っていうのがわかりやすかったかなぁ。たとえばルンバの延長じゃないけど、アンドロイドが家庭にいるのが普通っていう世の中になるかもしれないっていう

ずんだ
そうだね。あまりに遠い未来な訳じゃないし、人間達は今の私たちと服装も考えもそこまで大きく変わってなかったね

体験版がアカンかった説

ずんだ
プレイするタイミングが遅くなったのは、プレイスタイル以外にも理由があって

フィル
あー、体験版?

ずんだ
うん

フィル
俺もあれで「合わないかも」って思っちゃったかな

ずんだ
私は何だか難しく感じちゃったんだよね。「無理かも」って思っちゃった
フィル
同じように体験版で切っちゃった人は損してるかもね。

ずんだ
本当にそう思う。体験版はいちばん最初のコナーの章がプレイできるんだけど、本編をやった時はその章が終わってから余韻が凄すぎてその日はあえてコントローラーを置いたもん

カーラ編を振り返る

“逃亡者”
人間生活の忠実なサポーターとして産み出されたアンドロイド、”カーラ”。
とあることをきっかけに、”それ”は自らのプログラムー運命ーを拒否し、逃亡者として、デトロイトの街を放浪することとなる。
“変異体”となった”カーラ”の目に映るのはデトロイトの光と影。果たしてこの不平等な世界に”彼女”の居場所はあるのだろうか。Detroit: Become Human オフィシャルサイト

ずんだ
さて、まずは紅一点のカーラ!

フィル
カーラは美人!以上!

ずんだ
確かに!…っていやいや、もうちょっと語ろう?

フィル
うーん、そうだなぁ…。さっき言ってた「アンドロイドが家庭にいるかもしれない未来」を感じさせるキャラクターだったかな

ずんだ
うんうん。他の2人とは違って家事用のアンドロイドだから特別な力はないし、能力的な意味で人間に近い感じがするよね。私は母親っていう立場としても自然と感情移入して操作していたかな。ただ、逆に人の家の掃除させられるのとかは苦痛だったわ…

フィル
家事用アンドロイドなのに?

ずんだ
その辺がフィルと私とのプレイスタイルの違いだよね。私はオッサンに文句垂れながら操作してたもん

フィル
俺はいかに効率よく取りこぼしなくミッションをこなすかを考えて行動していたかな

ずんだ
効率厨おつ!

フィル
効率厨の何が悪い!

ずんだ
悪くはないです。実際それで私が調べ損ねていた箇所とかも見つけられたし

フィル
カーラはなんというか、アンドロイドが人間に近付いてゆく過程が描かれている感じがしたかな

ずんだ
振り返ると、確かにそうだね。後半にいくにつれて自分と一体化していった感じがする。それだけに「幸せになって欲しい」っていう想いも大きかったんだけどね…

フィル
どうやらカーラ編は苦戦されたようで

ずんだ
うん。色々と失敗した…。でも、それも含めて「わたしの物語」だから

フィル
人生ってうまくいかないものだなぁ

ずんだ
雑にまとめんなw

コナー編を振り返る

“追跡者”
“変異体”捜査のスペシャリストとして、警察と行動をともにする最新鋭アンドロイド”コナー”。並外れた冷静さ、計算能力から導かれる分析と洞察は他の追随を許さない。プログラムの異常や不法投棄によって増加の一途をたどるデトロイトの”変異体”犯罪を追い、秩序を取り戻すことが”コナー”の使命である。その捜査の果てに”彼”が見出すものとは何か。Detroit: Become Human オフィシャルサイト

ずんだ
さて、次は圧倒的な人気を誇るコナー君!

フィル
コナーはね、カッコイイよね

ずんだ
…ん?私の中ではけっこうおマヌケなイメージあるんだけどなぁ

フィル
私はコナー。サイバーライフのアンドロイドです

ずんだ
やめなさい。コナーが好きなのはわかったから!

フィル
好きというか、操作していていちばん楽しかったかな?コナーは事件の捜査官だから「捜査を優先するか」「人命や道徳を優先するか」っていう選択をしていくんだけど、俺はとにかく捜査を優先するのがしっくりきた。ずんだが言う「感情移入」に近い感覚かな?

ずんだ
なるほど、それで協力者のハンクに嫌われていったと

コナーが協力して捜査を行うことになるキャラクター、ハンク

フィル
別に嫌われようとしてなかったんだけどなぁ

ずんだ
ふっ。その点で言うと、私はコナーには感情移入が難しかった。選択肢が示されても「どれも選びたくない」なんて事もあって

フィル
示された選択肢から最善を選ぶだけでは?

ずんだ
いや、まぁそうなんだけどさ。気持ちとしては、という話。私はコナー編についてはたぶん人間のハンクに感情移入していたのかな。「自分がハンクならコナーにどうして欲しいか」っていう考えで動いていたかも

フィル
おじさん好きだもんね

ずんだ
うん。いやいや、おじさんなら誰でも好きな訳じゃないからな?

フィル
ほーん?

ずんだ
コナーとハンクのコンビは本当に見ていて楽しかった。ふたりともなんか不器用でかわいくてさ。それだけでもプレイした価値はあったと思っているよ

フィル
ぼく、嫌われてたから…

ずんだ
涙拭けよ

マーカス編を振り返る

“革命者”
“マーカス”。その名は、アンドロイドの人類に対する反乱と革命を先導した者ーモノーとして記録されるだろう。プログラムからの解放と主人からの逃亡により、”地下”に潜った”マーカス”は、アンドロイドの自由を目指した組織を指揮することとなる。”彼”の導く革命の行先は、平和的反抗か、それとも暴力的反乱か。Detroit: Become Human オフィシャルサイト

ずんだ
トリを飾るのは、マーカス!!!

フィル
テンション高ぇ!

ずんだ
主人公の中でいちばん好きだからね。仕方ないね

フィル
それがよくわからないんだよね、俺は

ずんだ
えー、なんで!?確かに、私もはじめは「マーカス編がいちばんつまらなそう(失礼)」とか思っていたけど…!

フィル
うーん…実は、プレイした後の今でも「なぜマーカスが革命者になったのか」がよくわからない

ずんだ
あーーー、なるほど。そこを感じ取れるかどうかで変わってくるかもしれないね。マーカスって、他の主人公以上に感情がわかりにくいと思う。でも、彼の感情ってすごく映画的に表現されているなぁと私は感じたよ。カメラワークだったり、音楽だったり、小道具だったり。この作品全体がまるで映画のようだけど、マーカス編は特にそういう色が強いなって

フィル
語るねぇ

ずんだ
なんだろう、キャラクターとしても好きだし、生き方にすごく感銘を受けたんだよね。人間よりも、人間らしいというか

フィル
あー、だからよくわからなかったのか

ずんだ
なんでアンドロイド側なの!?

フィル
私はコナー。サイバーライフのアンドロイドです

ずんだ
やめなさい

ずんだ
マーカスの人間らしさとかその「特別さ」にはちゃんと理由があるしゲーム内で描かれている。めちゃくちゃ語りたいことはたくさんあるけどネタバレ自重。やればわかる!

フィル
やってもわからなかった件

ずんだ
ま、人によるだろうね。どのキャラクターが刺さるかも、どういうストーリーを辿るかも

フィル
そういうゲームだもんね

まとめ


ずんだ
最後に、これは絶対に言っておきたいんだけど

フィル
なんだね、改まって

ずんだ
私のワガママを聞いてこういった形でゲームに付き合ってくれてありがとう

フィル
お、おう。どういたしまして?

ずんだ
というのも、今回のやり方で私は本当にこの作品を色々な形で楽しめたと思うし、作品を通してフィルの考えを知ることができて嬉しかったんだよね

フィル
なるほど、1本で2度美味しい的な

ずんだ
そうそう。自分でプレイするのはもちろん楽しかった。でも、フィルのプレイを見ているのはもっと楽しかったかもしれない。「この人はここでこういう選択をするのか」とか、「ここは同じだな」とか。毎日いっしょにいる夫婦ですら、こうやって発見があって。我々がよく口にしている「ゲームはコミュニケーションツール」っていう言葉があるけれど、それを新しい形で体験したような気がする

フィル
ほう。我々がたまにやってる1人用のゲームを隣で見ているような感覚かな?

ずんだ
それに近いものはあると思うんだけど、その究極形とも言えると私は思う。フィルの操作を、私は見逃すまいとずっと真剣に見つめていたから

フィル
いやん、照れる!

ずんだ
だって、私とはまったく違う方向にズンズン進んで行くんだもん。そりゃー楽しかったよ!

フィル
ん?ディスられてる??

ずんだ
ディスってないって!人によって展開が本当に違うから、2度目とは思えなかったって事!

未プレイの皆様にお伝えしたいこと


ずんだ
まず当たり前だけど、自分自身でプレイしてみて欲しいね

フィル
最近はゲーム実況を見て満足する層も多いもんね

ずんだ
そうだね。私は個人的にはそれ自体を悪い事とは思わないんだけど、このゲームに関しては「初見の大切さ」が尋常ではないし、それは一生で一度しかないチャンス。大げさな言い方かもしれないけど、ネタバレを見たり実況を見てしまうことでそのチャンスを失って欲しくないかな

フィル
そう思うくらいの体験だったわけか

ずんだ
そう。可能なら記憶を消してもう一度プレイしたいと思うくらい

フィル
そこまで思える作品ってそうそうないもんね

ずんだ
あとは、我々が実践したようなプレイ方法も良かったら試してみて欲しいな。相手がどんな風に考えて行動しているのかが見える気がするし、それぞれの考え方の違いを考えるキッカケにもなると思う

フィル
そういう環境にない人でも、ネットワークに繋いでいれば「全世界の選択」を見れたりするから、それだけでも充分に面白いかもね

章のクリア後に見ることができるチャート

ずんだ
あ、そうそう、あれも面白かったね。フレンドの選択も見れたりするし、自分が多数派なのか少数派なのかわかったりもするしね

フィル
ゲーマーも普段あまりゲームしない人にも、やって欲しいね

ずんだ
だね。個人的にはゲームをちょっと馬鹿にしてる人にやらせて驚かせたいかな。「まいったか、ゲームはここまで来たぞ!」と

フィル
穏やかじゃないな

ずんだ
ふふふ、それくらいハマったってことさ。今も考察したりこうやって話したりするのも楽しいし。そういう作品は良い作品だと思う。正直まだまだ語り足りぬ…!

フィル
いったん落ち着け

ずんだ
仕方がない。そのうちネタバレ感想記事も書こう

フィル
うわぁ…

実はずんだも出演しています(ウソです)

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