どろろ
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フィルです。手塚治虫さんの作品のなかでも1,2を争う大好きな作品を題材にしたゲームです。 |
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手塚治虫作品のゲーム化
「どろろ」という作品はご存知でしょうか。
元は手塚治虫さんの漫画ですが、アニメやゲーム、小説、舞台、映画にまでなった作品です。
特に妻夫木聡さんと柴咲コウさんが演じた映画ではCMにも力を入れ、一躍有名な作品になったんじゃないかと思います。
ついこの前だったような気がしたのですが、2007年公開の映画でしたか…月日の流れは早いものですね。
そんな名作が2004年にPS2にてゲーム化された作品をご紹介します。
どろろってどんな作品?
漫画「どろろ」は、百鬼丸という少年が生まれた直後に体のあらゆる部位を妖怪に奪われるという悲惨なエピソードから始まります。
義足や義眼で作られた体、腕に仕込んだ刀を駆使しながら体を奪った妖怪を倒し、体を取り返していきます。
この腕の仕込み刀を盗もうとしている泥棒がどろろです。
体を取り戻したい百鬼丸と刀を奪いたいどろろが協力しながら物語を進めていくといったストーリーです。
実はこの漫画、目的を完遂していない状態で終わります。
漫画を読んだ際、とてもモヤモヤした感情だった記憶があります。
で、どんなゲーム?
基本的には漫画に沿ったストーリーで進行していきます。
漫画でしっかり描かれた妖怪は時間をかけて描かれており、漫画では登場しなかったちょっとした部位を持った妖怪もサブイベント的なノリで出てきます。
ストーリーも上記のモヤモヤを解消するような完結してくれる物語が用意されています。
原作が好きだった方も楽しめるんじゃないでしょうか。
百鬼丸が単独で動くシーンではひとりだけでのプレイを強いられますが、どろろと共に行動するシーンでは2Pプレイとしてどろろを操作することが出来るのでふたりで一緒に遊ぶことが出来るゲームとなっています。
百鬼丸が刀を振り回すアタッカーなのに対して、どろろは力が弱くサポートというか補助的な立ち回りが必要になっています。
キャラクターの強弱がはっきり分かれているので主人公である百鬼丸を取り合うような関係じゃなければ一緒に遊べるんじゃないでしょうか。
発売当時、友人と遊んだ作品を妻と遊ぶ
このゲーム、実は発売当時、友人とふたりプレイにて遊んだ作品だったりします。
その時は今より時間があったとはいえ、友人も入り浸っていたわけではないので、プレイの合間に時間が空いてしまい、結局途中でやめてしまったゲームでした。
その時も漫画と同じくらいのところまで進んだこともあってモヤモヤしていた気がします。
それから約10年後…
手塚作品が好きなずんだと一緒に遊ぶことになりました。
僕は一度プレイしていることもあり、またサポート大好き人間ということもあって、もちろんずんだが百鬼丸。
時々コントローラーを渡されることもありながら、生まれたばかりの子供の子育て合間にコツコツプレイ。
PS2の作品ということもあり、今プレイするとカメラワークなど少し気になるところもありましたが、体を取り戻すことでどんどん強くなっていく百鬼丸への思い入れも強くなって、最後まで一気に遊ぶことが出来ました。
「どろろ」という漫画作品が好きな方、サポートタイプのパートナーを持つカップルや夫婦にはぜひとも遊んでいただきたい名作です。
ずんだ のコメント
確か何かのきっかけで実写映画を夫婦で見て、このゲームに辿りついたように記憶しています。
ジャンルとしてはアクションRPGなので決して私の得意分野ではないのですが、原作ファンであるという点と、ゲーム自体が良くできているためなのか、楽しくプレイできましたね。
とは言えボスなんかは強くて私の実力では倒せず、夫に手伝ってもらったりもしましたが…
正直2Pプレイヤーはオマケのようなものなので、ふたりでガッツリ遊びたい!という需要には応えられないゲームだと思います。
ただ、子育て中の我々の場合は「子が夜泣きしてる!」などの理由でふたりがガッツリ遊べない環境だったりもして、これくらいのゆるい2Pプレイがハマったのかな、と思ったりもしています。
とりあえず、原作ファンでゲーマーの方は遊んで損はしないはず!